はままつ医工連携拠点 事業運営委員会 会長
はままつ医工連携拠点 研究統括
浜松医科大学 学長参与
浜松医科大学産学連携実施法人(株)はままつ共創リエゾン奏 代表取締役

ごあいさつ

 私は「はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点」(通称 はままつ医工連携拠点)の事業運営委員会会長と研究統括の任に就いている山本です。これまで活動にご協力をいただいている皆様へ、この場をお借りして一言お礼と共にご挨拶申し上げます。 2011年度から活動を開始した本拠点は、多くの方々のご支援とご助力を賜り、13年目の事業年度に入りました。今年の4月1日に、国立大学法人浜松医科大学は、学内の産学官連携部門を廃止し、完全に外部法人化した「株式会社はままつ共創リエゾン奏(かなで)」を設立しました。その結果これまで浜松医科大学内に置かれていた本拠点の事務局は、外部法人化に伴って「はままつ共創リエゾン奏」の中に移されました。この大きな変化を起点に、これまで以上にますます本拠点の活動を活発にしていきたいと考えています。

 本拠点は、産学官7団体(浜松商工会議所、浜松地域テクノポリス推進機構 [現 浜松イノベーション推進機構]、浜松医科大学、静岡大学、光産業創成大学院大学、静岡県、浜松市)が、JST地域産学官共同研究拠点整備事業に提案し採択されて活動を開始しました。現在では医療協力機関(聖隷福祉事業団、浜松医療センター)、金融協力機関(静岡銀行、浜松磐田信用金庫)も加わり、それぞれの所属の人たちが、それぞれの立場で「はままつ医工連携拠点」の仕事をし、成果を共有しています。手弁当を持ち寄って懸命に仕事をしているとも言えますが、一種のクラウドのような組織として、長年活動が継続していることは全国的にも大変珍しく、それぞれの機関の皆さんが力を合わせて本拠点を運営してきた結果が成果として現れています。改めて「はままつ医工連携拠点」を運営してくださっている提案機関・協力機関の皆様方のご尽力に感謝し、厚くお礼申し上げます。

 特に浜松商工会議所・浜松医工連携研究会とは、活動開始時より強力な連携関係が継続されています。医療機器は多くの要素・技術が集約される複合体であり、異なる分野の多くの人々の力(共同開発)が必要です。これからも、みんなで顔と顔を突き合わせた議論をすることで、優れた知恵と力を結集してこの地域の医工連携に貢献し、ひいては日本の医療産業のために成果を出していきたいと思っています。 今後ともご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。
令和6年4月
 日頃よりはままつ次世代光・健康医療産業創出拠点の活動に多大なご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

 本拠点は、平成21年度にJSTの「産学官共同研究拠点整備事業」に浜松医科大学を中心とした「はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点(通称:はままつ医工連携拠点)」として全国28地域の一つに選ばれ、地域の技術力と医療ニーズ・医学シーズとの連携により、健康・医療産業の事業化を推進しています。これまでの取り組みにより、産学官共同研究センターの設置や医工連携拠点棟の整備が進み、地域企業との共同研究やスタートアップ支援のためのインキュベーション施設が充実してまいりました。また、山本清二 研究統括(株式会社はままつ共創リエゾン奏 代表取締役、浜松医科大学 学長参与)の努力により、本拠点は全国的にも医工連携の先進的な支援組織として高く評価されています。

 本年4月には、新たに「株式会社はままつ共創リエゾン奏(かなで)」が設立され、今後はこの新たなパートナーと連携し、さらなる事業展開を図ることとなりました。はままつ共創リエゾン奏は、地域の技術とアイデアを結びつける役割を果たし、より一層のイノベーション創出を目指しています。これにより、医療や介護の現場で直面する課題に対する新しい医工連携プロジェクトを推進し、中小企業のステップアップを支援する「アイデアの実現性の検証」をさらに強化していく所存です。また、医工連携出会いのサロンや医療機器・薬機法関連セミナー、情報交換会など、多様な事業を通じて皆様との連携を深めてまいります。 これからも、新産業の創出や地域大学間の連携など、革新的な産学連携の取り組みを進めてまいります。皆様のご支援とご指導を賜りますよう、引き続きよろしくお願い申し上げます。
みなさまの成功が私たちの成功です。
令和6年4月

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